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性器にイボが出来たら…HIV感染予防にイトラコナゾール

性器の周囲にイボが出来たら、尖圭コンジローマを疑うのが良いです。
尖圭コンジローマは、ヒト乳頭腫ウイルスの感染によって発症し、性器クラミジア感染症や性器ヘルペスウイルス感染症と並んでよく見られる性感染症です。
患者は10代後半~30代の若者が中心で、女性の方が患者数が多いです。
性行為によって誰でも感染する可能性があります。
イボの色は白やピンク、黒色など様々で、先がギザギザになっています。
症状の進行には個人差がありますが、人によっては放置してイボの数が増えることがあります。

尖圭コンジローマで注意するべきことは、HIV感染予防です。
通常の性行為ではおよそ2%の確率でHIVに感染しますが、尖圭コンジローマでは感染リスクが数倍~数百倍になります。
それは、イボの傷口がHIVの侵入経路になるためです、海外ではHIV感染予防のために、尖圭コンジローマの治療を積極的に進めています。

そこで治療に使うのがイトラコナゾールです。
イトラコナゾールは、人には作用しませんがウイルスには毒性を示す薬です。
ウイルスの細胞膜の主な成分はエルゴステロールです。
イトラコナゾールはこのエルゴステロールの作用を阻害するので、ウイルが生存できない環境を作ります。
人の細胞膜はコレステロールでできているので、薬の影響を受けません。
イトラコナゾールでイボが消えても、パートナーが感染していると再発します。

尖圭コンジローマの治療後3ヶ月間の再発率は25%です。
パートナーのHIV感染予防でもあるため、尖圭コンジローマは完治させることが重要です。
治療中は傷口ができやすく様々な病原体が侵入する恐れがあるので、治療が終わるまで性行為は避けます。